相続専門の行政書士の選び方|信頼できる事務所の見極め方
10秒でわかる この記事の要約
- 相続専門の行政書士は「実績・専門性・連携体制・料金透明性」の4軸で見極めるのが基本です。
- 初回相談では、年間取扱件数・料金体系(追加費用の有無)・他士業との連携体制・担当者の専門性・レスポンスの速さの5項目を必ず確認します。
- 相場より大幅に安い事務所は、業務範囲の限定・実費別途・追加費用などで最終的な総額が変わる可能性があるため、どこまでが基本料金に含まれるかを契約前に確認すべきです。
- 複数事務所での見積もり比較は健全な選び方であり、失礼にはあたりません。
相続専門の行政書士とは、相続関連業務(戸籍収集、相続関係説明資料の作成、遺産分割協議書などの権利義務・事実証明に関する書類作成、預貯金等の相続手続き支援、遺言書・死後事務委任契約・任意後見契約等の文案作成支援)を主たる業務領域として取り扱う行政書士のことです。 日本行政書士会連合会の公表によると、令和8年4月1日時点で行政書士の個人会員は54,186人、法人会員は1,719法人ですが、相続を専門としているのは一部で、選定時には「実績件数・専門特化度・他士業との連携体制・料金透明性」の4軸での見極めが重要です。
「行政書士は全国に多数あり、どこに頼めばよいか分からない」——相続は人生で何度もある手続きではないため、事務所選びに迷うのは当然です。本記事では、相続を専門に扱う行政書士法人トゥモローズが、信頼できる事務所選びのポイントを整理します。
選び方の4つの軸
| 軸 | 確認ポイント |
|---|---|
| 実績 | 年間取扱件数・経験年数 |
| 専門性 | 相続専門か総合業務か |
| 連携体制 | 税理士・司法書士・弁護士との連携 |
| 料金透明性 | 基本報酬・実費・追加費用が発生する条件の明示 |
実績で見る
年間取扱件数
相続専門を謳いつつ、実際の取扱件数が少ない事務所も存在します。専門性を裏付けるだけの取扱実績があるかが一つの判断軸です。
経験年数
経験年数は一つの目安です。年数だけでなく、実際の取扱件数や、初回相談での説明の分かりやすさをあわせて確認しましょう。
専門性で見る
業務領域
行政書士業務は多岐にわたります。「相続」を主たる業務領域としているかが重要です。
個別論点への知識
死後事務委任・任意後見・遺贈寄付など、専門性の高い分野まで対応できる事務所が安心です。
連携体制で見る
同一グループ連携
行政書士業務範囲外(税務・登記・紛争)の業務を、同一グループまたは安定した連携先で対応できるか。
ワンストップ対応
お客様窓口を一本化できる事務所が、結果として最も効率的です。
【実務上のポイント】
行政書士法人トゥモローズは、税理士法人トゥモローズと同一グループです。相続税申告が必要な場合も、グループ内の税理士法人と連携し、窓口を一本化したままご案内できます。
料金透明性で見る
明朗会計
HPに料金が明示されており、見積もり段階で基本報酬・実費・追加費用が発生する条件の説明があること。
追加費用が発生する条件の明示
相続業務では、相続人や金融機関の追加判明、戸籍通数の増加、不動産の追加、他士業の関与などにより費用が変わることがあります。契約前に「これ以外に発生し得る費用と、その条件は?」と必ず確認してください。
安すぎる料金への注意
相場より大幅に安い事務所は、業務範囲が限定されている、実費が別途かかる、相続人や金融機関の数に応じて追加費用が発生するなど、最終的な総額が変わる可能性があります。契約前に、どこまでが基本料金に含まれるかを確認しましょう。
初回相談チェックリスト
初回相談で必ず確認する5項目
- 年間取扱件数と経験年数
- 料金体系と総額(追加費用の有無)
- 税理士・司法書士・弁護士との連携体制
- 担当者の専門性と継続性
- レスポンスの速さ(質問への返答時間)
相続のこと、まずは無料相談で整理しませんか?
相続人調査・預貯金手続き・遺産分割協議書作成に加え、相続税申告や相続登記が必要かどうかも初回相談で整理します。税務・登記・紛争対応が必要な場合は、税理士法人・提携司法書士・提携弁護士と連携してご案内します。「何から始めればいいか」というご質問だけでも、お気軽にご相談ください。
平日 9:00〜21:00 土日祝 9:00〜17:00
当法人を選ぶ理由
相続を専門に対応
遺産分割協議書作成・遺言・死後事務など相続分野に特化
税理士法人と同一グループ
相続税申告が必要な場合も窓口を一本化
オンライン相談に対応
来所のほかGoogle Meetでのご相談も可能(全国対応)
法人格の継続性
任意後見・死後事務委任など長期契約でも、担当者変更時に組織として引き継ぎやすい体制
「相続専門」を見極めるチェックポイント
ホームページの専門性チェック
「相続専門」を謳う事務所のHPで以下を確認してください。①相続関連コンテンツの充実度(数十ページ以上の専門情報があるか)、②実際の解決事例の掲載(個人特定を避けた抽象化レベルで)、③料金体系の透明性(金額が明示されているか)、④所属士業会・登録番号の記載。
著者・代表者の情報開示
代表行政書士・主担当者の経歴・専門分野・登録番号をHPで確認できると安心です。「相続実務に〇〇年従事」など、専門性を示す客観的根拠があるかを確認します。著書・講演履歴は、あれば加点要素として見る程度で十分です。
連携専門家の明示
税理士・司法書士・弁護士との連携体制が、HPや初回相談で具体的に示されているか確認します。連携の方法、担当する士業、紹介・共同対応の流れが説明されるかが確認ポイントです(同一グループ法人があれば、より確認しやすくなります)。
初回相談時の見極め
初回相談で以下を確認しましょう。①事務所の規模・スタッフ数、②過去類似案件の経験、③進捗報告の頻度・方法、④追加料金が発生する条件、⑤契約解除時の精算ルール。納得できる回答が得られない事務所は避けるべきです。
「相続専門の行政書士」を見分けるサインと避けるべきサイン
✅ 良いサイン: 「相続関連の専門記事・情報発信」
代表者・所属士業による相続関連の専門記事・情報発信が充実している事務所は、相続実務の知見の蓄積を確認しやすい材料になります(著書・講演歴は必須条件ではなく、あれば加点要素です)。実務的な解説・最新法改正への対応記事などが定期的に発信されているか確認します。
✅ 良いサイン: 「明朗な料金体系」
ホームページに料金が具体的な金額で明示されている事務所は、透明性のある経営姿勢です。「お見積もり次第」「ケースバイケース」とのみ書かれている事務所は、料金面で不安を残す可能性があります。
⚠️ 避けるべきサイン: 「強引な勧誘」
初回相談で即座に契約を迫る・冷静な比較検討の時間を与えない事務所は要注意です。「今日決めれば特別価格」「他社より安い」などの言葉で焦らせる事務所は、長期信頼関係に不向きです。初回相談での即決は不要で、持ち帰ってじっくり検討できる事務所を選びましょう(当法人も強引な勧誘はいたしません)。
⚠️ 避けるべきサイン: 「業際違反の徴候」
「相続税も計算します」「不動産登記も自社で完結」「もめている案件もお任せ」など、行政書士業務範囲を超える内容を謳う事務所は、業際違反のリスクがあります。他士業との連携体制を明示している事務所を選ぶのが安全です。
▶ 関連解説(税理士法人トゥモローズ):相続税の基礎控除とは?計算方法と非課税ラインを早見表付きで解説【2026年】
よくある誤解と正しい理解
行政書士選びについては、誤解されやすい論点があります。第一に「行政書士なら誰でも相続に詳しい」という誤解です。行政書士の業務分野は許認可・入管・法人設立など多岐にわたり、相続を主軸とする事務所は一部です。「相続専門」の実態(取扱実績・専門コンテンツ・執筆歴)を確認することが第一歩です。
第二に「大手なら安心」という誤解です。事務所の規模と担当者の専門性は別問題です。大手でも経験の浅い担当者に当たることはありますし、小規模でも深い専門性を持つ事務所はあります。担当者個人の経験・相性を初回相談で見極めることが重要です。
第三に「料金が明示されていない事務所は高い」という思い込みです。実際は「ケースバイケース」としか書けない複雑案件向けの事務所もあります。ただし、見積もり段階で内訳を明示できない事務所は、その後の追加費用リスクが高い傾向があるため、見積もりの透明性は必ず確認してください。
相続手続きの料金プランとサポート内容の全体像は、こちらにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 行政書士事務所はどう探せばよいですか?
A. 検索エンジン・口コミサイト・地域行政書士会の紹介などが一般的です。「相続」を専門に掲げている事務所を中心に絞り込みましょう。
Q2. 個人事務所と法人事務所はどちらが良いですか?
A. 任意後見・死後事務委任などの長期契約では、担当者の交代があっても組織として引き継ぎやすい体制があるかが確認ポイントになり、法人事務所はこの点を確認しやすい傾向があります。スポット業務であれば個人事務所でも問題ありません。
Q3. 初回相談で確認すべきことは?
A. 年間取扱件数、料金体系(追加費用が発生する条件)、他士業との連携体制、担当者の専門性、レスポンスの速さの5点を必ず確認してください。
Q4. 料金が安いところは大丈夫ですか?
A. 安すぎる事務所は注意が必要です。業務範囲が限定されている、実費が別途かかる、相続人や金融機関の数に応じて追加費用が発生するなど、最終的な総額が変わる可能性があります。契約前に、どこまでが基本料金に含まれるかを確認しましょう。
Q5. 複数の事務所に相談しても失礼ではないですか?
A. 全く問題ありません。相続は大きな案件のため、複数事務所で見積もり比較するのは健全な選び方です。
まとめ
相続専門の行政書士選びは、実績・専門性・連携体制・料金透明性の4軸で総合判断します。初回相談で確認すべきポイントを押さえれば、納得感のある事務所選びにつながります。当法人の相続手続きサポートの内容・料金は相続手続き代行の料金プランでご確認いただけます。
▶ 関連解説(税理士法人トゥモローズ):相続人は戸籍で確認を!相続人を確定するためのマニュアルを解説
行政書士法人トゥモローズは、相続を専門に扱い、グループの税理士法人トゥモローズや提携司法書士・提携弁護士と連携して、相続手続きを中心にサポートします。事務所は東京・八丁堀(東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」徒歩3分)で、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)に対応し、Google Meetによるオンライン相談なら全国に対応します。
相続のこと、まずは無料相談で整理しませんか?
相続人調査・預貯金手続き・遺産分割協議書作成に加え、相続税申告や相続登記が必要かどうかも初回相談で整理します。税務・登記・紛争対応が必要な場合は、税理士法人・提携司法書士・提携弁護士と連携してご案内します。「何から始めればいいか」というご質問だけでも、お気軽にご相談ください。
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相続税の論点はこちら(税理士法人トゥモローズ)
相続税の申告が必要かどうかの判断は、グループの税理士法人トゥモローズの解説記事もご参照ください。
相続税が非課税となるケースまとめ【基礎控除・非課税財産・保険金・退職金など】
根拠法令・公的資料
- 行政書士法第1条の3(業務)
- 行政書士法第1条の4(提出手続代理・相談等)
- 行政書士法第19条(業務の制限)
- 税理士法第2条・第52条(相続税申告・税務相談との境界)
- 司法書士法第3条・第73条(相続登記との境界)
- 弁護士法第72条(紛争代理との境界)
