相続の相談先をわかりやすく徹底解説【フローチャートでわかる】

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この記事の執筆者:角田 壮平

相続税専門である税理士法人トゥモローズの代表税理士。年間取り扱う相続案件は200件以上。税理士からの相続相談にも数多く対応しているプロが認める相続の専門家。謙虚に、素直に、誠実に、お客様の相続に最善を尽くします。

みなさんこんにちは!
相続専門の税理士法人トゥモローズです。

相続の相談先は複数あります。
初めての相続の場合には誰に最初に相談したらいいのかもわからないと思います。

今回は、その人ごとに最適な相続の相談先がわかるようにフローチャートを使って解説します。

動画で知りたい人は下記YouTubeから、テキストで確認したい人はこのままスクロールして一番最後までお読みください!

なお、相続税申告でお急ぎの方はお電話、またはLINEにてお問い合わせいただけます。

初回面談は無料ですので、ぜひ一度お問い合わせください。

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相続の相談先のフローチャート決定版!

相続の相談先を決定するためのフローチャートを作成しましたので是非ご参照ください。
なお、下記フローチャートはどの専門家を相続手続きの窓口にしたら最適かどうかの判定チャートですので、その専門家だけですべての相続手続きが完了するわけではありませんのでご了承ください。

相続相談先フローチャート決定版

相続の相談先一覧

結論から申し上げると相続の相談先は、ケースに応じて下記の専門家を窓口にして相談するのが最適です。

□相続税申告が必要⇒税理士
□相続税申告は不要で遺産に不動産がある⇒司法書士
□相続税申告は不要で遺産に不動産がない⇒行政書士
□遺産相続に争いがある⇒弁護士

なお、相続税申告が必要かどうかは、相続税の申告が必要かどうかを判断する方法と、相続税がかからないケースを解説をご参照ください。

相続の相談先を一覧にまとめますのでご参照ください。

相談先 得意分野 メリット
デメリット
税理士 相続税申告
○相続税申告の対応ができる
○相続税の節税提案をしてもらえる
○相続税申告以外の他の相続手続きもワンストップで相談できるケースがある
○相続税申告が必要な場合には窓口として最適
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続登記は対応できない
弁護士 遺産分割調整
○相続争いに発展した場合に唯一対応できるのが弁護士
○相続法務の相談ができる
▲相続税申告は対応できない
▲相続登記は対応できない
▲他の士業に比べ報酬が高くなるケースが多い
司法書士 相続登記
(不動産名義変更)
○相続登記が対応できる
○相続法務の相談ができる
○弁護士に法務相談するより報酬が低いことが多い
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続税申告は対応できない
行政書士 名義変更(不動産以外)
戸籍取得
○不動産以外の遺産の名義変更を代行してもらえる
○相続法務の相談ができる
○弁護士に法務相談するより報酬が低いことが多い
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続税申告は対応できない
▲相続登記は対応できない
金融機関
(銀行、証券、生命保険)
各社が扱う預金、証券、保険等の相続手続き
○大手企業のため安心して任せられる
▲一般的な相談しかできず個別具体的な相談は各種士業を紹介する
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続税申告は対応できない
▲相続登記は対応できない
▲基本報酬が100万円からなどと報酬が高い
(別途各種士業への報酬も当然に必要となる)
役所 戸籍取得
○戸籍を取得できる
▲相続に詳しい職員がいないケースが多い
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続税申告は対応できない
▲相続登記は対応できない
税務署 相続税申告
○相続税申告の無料相談ができる
▲相続税の節税提案はしてもらえない
▲相続税申告書の作成はしてもらえない
▲相談することによって過大な相続税負担になるケースもある
▲相続争いに発展した場合に対応できない
▲相続登記は対応できない

相続税の相談はどこにすべきか?

いままで相続手続き全般の相談先について解説してきましたが、ここからは相続手続きの最重要手続きと言っても過言ではない相続税申告の相談先をどこにすべきかについて解説していきます。
相続税申告の相談先は、下記の2つとなります。

■税理士
■税務署

上記2つのどちらに相談すべきかの決め手は、下記の通りです。

相続税申告を税理士に依頼する予定の人⇒税理士
相続税申告を自分でやる予定の人⇒税務署

なお、相続税申告を税理士に依頼する人の割合は、86.1%となります。
すなわち、相続税申告を自分でやる人は14%程度となります。

相続税申告を自分でやるか税理士に頼むかについての詳しい解説は、相続税の申告手続きを自分で行う方法・手順を解説【税理士に頼んだ方が良いケースも】相続税申告は自分でできる? 税理士に頼む?をご参照ください。

それぞれ相談先ごとの選び方や留意点を最後に解説して終わりにしたいと思います。

□税理士

相続税申告を税理士に依頼する人は税務署ではなく税理士に相続税の相談をしましょう。

税理士も医師と同様に専門分野があります。
外科の手術を内科医にお願いしないように、税金の相談もその税金を専門に扱っている税理士に依頼すべきです。
税理士の専門分野は、会社経理、国際税務、不動産税務、相続税務等様々な分野があります。
相続税の相談は相続専門の税理士に依頼するようにしましょう。

相続専門かどうかを知るためには、その税理士に事務所全体の売上のうち相続関連の売上の割合を聞いてみてください。
その割合が7割以上ならば相続専門の税理士と言って良いでしょう。
また、相続税の申告件数も確認しましょう。
年間100件以上の相続税申告を行っている事務所であれば実績的には問題ないでしょう。

なお、大手税理士法人だからと言って安心できるわけではありません。
法人全体では年間1,000件の相続税申告の実績があったとしても担当税理士の申告実績が10件程度では安心できません。
その担当者が本当に相続専門の税理士かどうかも必ず確認するように心掛けてください。

初回面談は無料で出来る税理士も多いので気軽に連絡してみましょう。

相続税の税理士の選び方の詳しい解説は、【現役税理士による】相続税に強い税理士の選び方を徹底解説をご参照ください。

□税務署

自分で相続税申告をやる予定の人は、税務署に相談に行きましょう。

税務署には所轄があって、相続税申告の所轄は、亡くなった人が住んでいたところを所轄する税務署となります。
所轄税務署は、亡くなった人の住所地の郵便番号を入力すれば、国税庁HP 税務署の所在地などを知りたい方サイトで確認できます。

税務署への相談は事前に電話で予約をしてから伺ったほうが良いでしょう。

なお、税務署では原則として節税の提案等はしてくれません。
相続税を節税したい人は税理士に相続税申告を依頼すべきでしょう。

相続税の無料相談先について詳しく知りたい人は、まずは無料で相談したい! 相続税の無料相談先一覧を徹底解説をご参照下さい。

相続税の申告手続き、トゥモローズにお任せください

相続税の手続きは慣れない作業が多く、日々の仕事や家事をこなしながら進めるのはとても大変な手続きです。

また、適切な申告をしないと、後の税務調査で本来払わなくても良い税金を支払うことにもなります。

税理士法人トゥモローズでは、豊富な申告実績を持った相続専門の税理士が、お客様のご都合に合わせた適切な申告手続きを行います。

初回面談は無料ですので、ぜひ一度お問い合わせください。

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